今から15年ほど前、台湾人と日本人との合同視察団で

上海のベンチャー企業を視察しました。

その企業は、もとは台湾で社員13人の精米工場でしたが
中国に進出し、10年で5000人の飲料食品メーカーへと急成長したところでした。

視察後バスの中で、台湾人の知人に
「どうして一気に、ここまで大きくなれるのですか?」
と質問したところ、彼曰く
「日本人が遅すぎるのだよ。」とのこと。

「中国でのビジネスは、常に予想できない問題が起きる。
 日本人は問題が発生すると、計画を白紙にしてすぐ撤退してしまう。
 台湾人、香港人、韓国人は問題が発生しても
 問題をこじ開け、計画を修正して前進させる。そこが違うんだよ。」 と。

それから2年後、弊社の上海代表所開設の際にも
沢山の障害が起きたのですが
その度にその言葉を思い出し、突き進んできました。
そしてその7年後には同じ要領で
金華にも事務所を開設することが出来ました。
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                    (上海代表所)                                                       (金華事務所)

その言葉は中国での仕事だけでなく
日本での仕事においても、大いに活きています。